刺し子と刺し子織
刺し子は日本各地で見られる伝統技術で、特に東北地方で良く知られています。寒さをしのぐ防寒や、
生地の補強を目的として生まれ、その後、柄(図案)としての美しさが発展しました。
布に糸を使って縫い込むことで実現される、実用性と耐久性に優れた手仕事です。
刺し子織は、手刺しの刺し子を織物として再現し、機能性と実用性を追求したものです。
経糸の太さや双糸、三子糸といった糸の工夫によって、強度や表面の凹凸を生み出しています。
刺し子織の特徴
刺し子織は以下のような機能性と実用性を持つ素材です。
- 生地が頑丈である
- 長期間の使用に耐え、日常使いに適しています。
- 水を含むと燃えにくい
- 高い安全性を備え、防災や作業用途にも適した素材です。
これらの特性から、道着や消防半纏などに使用されてきました。また、布のリサイクルや衣料のリペア技術としても
刺し子織は重宝され、実用性を重視して発展してきた素材です。
ホンアイニジュウオリサシコはBLUE BLUE
JAPANのオリジナル刺し子生地で、2013年から使用されています。秋冬コレクションの中心となる素材で、カバーオールやトラッカー・ジャケット、サシコジーンズなどに使用されています。カセ染めした本藍の糸を使用し、ドビー織機を用いて横二重織りに仕上げられているます。その結果、柔らかくふくらみのある風合いが生まれ、長年にわたり多くの人々に愛され続けています。