
まずは王道のDickies。このブランドなくしてワークパンツを語ることはできません。
インラインモデルも良いですが、今年の春にリリースしたコラボレーションモデルをピックアップしました。
シルエット/デティール/雰囲気と、その全てのベースはDickies定番の874。
ブランドはおろかワークパンツというジャンルの原点にして頂点のような存在であり、最もアイコニックなアイテムです。
太さのサイズピッチを変更し、874よりもワイドなシルエットに。
更にウエスト部分にゴムを内蔵させることで、着脱の容易さはもちろん、”ノンストレスのウエストでしっかり太さが出せる”という言わば理想的なワークパンツを形にしました。
糊付けされた新品特有の硬さはなく、生地自体は非常に柔らかいので、手にしたその日からガシガシと穿くことができます。
ブランドの背景、更なる詳細は下記リンクをご覧ください。
Ben Davisからは定番のモデル、通称”オリジナルベン”をピックアップ。
本特集の4本の中では、最もワタリが太く、ストンと下に落ちる真っすぐのストレートシルエットが特徴の1本。
そして通常ワークパンツはポリエステルの比率が高いですが、これはコットン50/ポリエステル50
比較的コットンの比率が高く、味が出やすいのも特徴です。
前から手を入れるL字型ポケット、スナップボタン付きのバックポケットと細かなデティールも見逃せません。
DickiesやBen Davisといった名だたるワークウェアブランドのパンツを抑え、ここ数年最も売れているのがこのRED KAPのPT60。
最大の特徴は、ウエスト両端に仕込まれた数㎝のゴムにあります。
ゆったりとしたイメージのあるワークパンツですが、ウエストだけに着目するとさほど大きくなく、腰骨の少し上あたり(=ハイウエスト気味)で履くとしっくりくるものが一般的。
故にウエスト基準で選んでいくと太さが合わず、反対に太さ基準で選ぶとウエストが合わないという壁に当たりがちです。
その点このPT60は着用時に僅かにゴムが伸びるので、ウエストはジャストでありながら、しっかりと太さを出せる非常に優れたパンツです。
時にスラックスのような使い方で、綺麗なテイストにも振れる万能な1本。
近年高い人気を誇るCarhartt
“ストリートブランド”と括られてしまいがちですが、正真正銘のワークブランド。
このUS Carharttは、現地で働くワーカーの為に壊れにくいタフな洋服を供給し続けてきた背景があります。
ヨーロッパで産声をあげたCarhartt WIPとはまた異なる、言わば”本気のワークウェア”を自分なりに落とし込む楽しさがあります。
中でもこのダブルニーはその象徴のような存在。
“ダブルニー”ではなく、“カーハートのダブルニー”であることがアイデンティティです。
ブーツで合わせたりと無骨にいくのもいいですが、敢えてジャストサイズを選びローカットのスニーカーなどと合わせるのがお勧めです。