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タフで壊れにくく、穿きこむ程に味が生まれ、そしてなによりコーディネートの軸となってくれるワークパンツ。

魅力ばかりのジャンルですが、本来は作業着として誕生したアイテム。

誤解を恐れずに言えば、シルエットは二の次であり、ファッションに落とし込むのには少々勇気がいるのも事実です。

“どのワークパンツがファッションに最適か”

HIGH! STANDARDは、1982年のオープン以降様々なワークパンツを取り扱い、長きに渡りこのテーマに向き合ってきました。

今の気分で自分だけの1本を決めるならばと、改めてワークパンツについて再考したのが今回の企画です。

Dickies / Ben Davis / RED KAP / Carharttと王道の4ブランドから、それぞれ1本ずつに絞り紹介します。

最後には実際に穿き比べてシルエットを比較しています。ご覧ください。




    


  
1
DICKIES x HSD TRIPLE NEEDLE WORKPANTS


    
< 182cm / XLサイズ着用 >


まずは王道のDickies。このブランドなくしてワークパンツを語ることはできません。

インラインモデルも良いですが、今年の春にリリースしたコラボレーションモデルをピックアップしました。

シルエット/デティール/雰囲気と、その全てのベースはDickies定番の874。

ブランドはおろかワークパンツというジャンルの原点にして頂点のような存在であり、最もアイコニックなアイテムです。

太さのサイズピッチを変更し、874よりもワイドなシルエットに。

更にウエスト部分にゴムを内蔵させることで、着脱の容易さはもちろん、”ノンストレスのウエストでしっかり太さが出せる”という言わば理想的なワークパンツを形にしました。

糊付けされた新品特有の硬さはなく、生地自体は非常に柔らかいので、手にしたその日からガシガシと穿くことができます。

ブランドの背景、更なる詳細は下記リンクをご覧ください。

TRIPLE NEEDLE ワークパンツ
¥24,200 (inc.tax)
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2
BEN DAVIS ORIGINAL BENS PANTS

< 182cm / 34インチ着用 >


Ben Davisからは定番のモデル、通称”オリジナルベン”をピックアップ。

本特集の4本の中では、最もワタリが太く、ストンと下に落ちる真っすぐのストレートシルエットが特徴の1本。

そして通常ワークパンツはポリエステルの比率が高いですが、これはコットン50/ポリエステル50

比較的コットンの比率が高く、味が出やすいのも特徴です。

前から手を入れるL字型ポケット、スナップボタン付きのバックポケットと細かなデティールも見逃せません。

オリジナル ベンズ パンツ
¥15,400 (inc.tax)
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3
RED KAP PT60 MENS ELASTIC INSERT WORKPANTS LENGTH 30inch

< 182cm / 32インチ着用 >


DickiesやBen Davisといった名だたるワークウェアブランドのパンツを抑え、ここ数年最も売れているのがこのRED KAPのPT60。

最大の特徴は、ウエスト両端に仕込まれた数㎝のゴムにあります。

ゆったりとしたイメージのあるワークパンツですが、ウエストだけに着目するとさほど大きくなく、腰骨の少し上あたり(=ハイウエスト気味)で履くとしっくりくるものが一般的。

故にウエスト基準で選んでいくと太さが合わず、反対に太さ基準で選ぶとウエストが合わないという壁に当たりがちです。

その点このPT60は着用時に僅かにゴムが伸びるので、ウエストはジャストでありながら、しっかりと太さを出せる非常に優れたパンツです。

時にスラックスのような使い方で、綺麗なテイストにも振れる万能な1本。

メンズ エラスティック インサート ワークパンツ
¥12,100 (inc.tax)
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4
CARHARTT BN0136-M 12oz Loose Fit WashedDuck Double Front Uti

< 182cm / 32インチ着用 >


近年高い人気を誇るCarhartt

“ストリートブランド”と括られてしまいがちですが、正真正銘のワークブランド。

このUS Carharttは、現地で働くワーカーの為に壊れにくいタフな洋服を供給し続けてきた背景があります。

ヨーロッパで産声をあげたCarhartt WIPとはまた異なる、言わば”本気のワークウェア”を自分なりに落とし込む楽しさがあります。

中でもこのダブルニーはその象徴のような存在。

“ダブルニー”ではなく、“カーハートのダブルニー”であることがアイデンティティです。

ブーツで合わせたりと無骨にいくのもいいですが、敢えてジャストサイズを選びローカットのスニーカーなどと合わせるのがお勧めです。

ルーズフィット ウォッシュドダック ワークパンツ
¥24,200 (inc.tax)
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-Size Reference-
Carhartt 着用写真

Carhartt

RED KAP 着用写真

RED KAP

Dickies 着用写真

Dickies

Ben Davis 着用写真

Ben Davis

普通
太い

※モデル:175cm(普通体格)

※全て34インチ着用(DickiesはLサイズ着用)

※全てワンウォッシュ済み

本特集にて取り上げた4本を実際に穿き比べてみました。

この中では最もスッキリとしたシルエットに見えるCarharttでも、一般的には“太すぎず細すぎず”の普通くらいのシルエット。

ほぼ同じくらいのシルエットとなったのがRED KAPのPT60。次点のDickies × HSDで、ようやく“ゆったり”の部類でしょうか。

最も太いのがBen Davis。今はこのくらいのボリューム感が気分という方も多いと思います。

いずれにせよ、どのパンツも良い雰囲気です。

通年で着用できますが、やはり、涼しくなると穿きたくなるのがワークパンツ。是非、秋のワードローブに加えてみてください。






    

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