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アメリカを代表するボディブランド“CAMBER”

その歴史を辿ると、1948年にアメリカ・ペンシルバニア州にてブランド創業者”バリー・シュワルツ”氏のご家族が始めた生地工場にまで遡ります。

80年代に入り現在のラインナップに通ずるTシャツやスウェットといったアイテムの生産を請け負うと、92年に“Camber Sportswear”の名のもとオリジナルレーベルがスタート。

発足当初は学生スポーツチームのトレーニングウェアなどを手掛けていましたが、その丈夫な作りと評判は次第に過酷な環境で働くワーカー達のもとへ。

こうしてアメリカ全土へと広がる中、日本へ上陸。ほぼ同時期にHIGH! STANDARDでの取り扱いもスタートしました。

多くのブランドが他国へと生産拠点を移す中、従業員約50人程とこの高い知名度では考えられないほど小規模な工場で生産を続けるCAMBER。今なお多くの工程を職人さんが手作業で進めています。

そんなCAMBERにおいてスウェットと並んで顔のような存在であるのが、MAX-WEIGHT T-SHIRTです。

今回は、時代を超えて愛される不朽の名作に迫ります。


  



  

About
“MAX-WEIGHT”



Tシャツの世界には、おおよそ重さや厚みや密度を示す”オンス”という単位が広く浸透しています。

一般的にTシャツのオンスは4~5オンス程度ですが、このCAMBERのMAX-WEIGHTシリーズは8オンスと一般的なTシャツの約2倍。

それだけギュッと目の詰まった厚みのある生地感で、着用→洗濯を繰り返してもヘタれにくいだけでなく、表面には次第に凹凸が生まれ更に独特の雰囲気へと変化していきます。

そしてその”タフさ”の秘密は、首元(ネック)にも。着用していくうちに広がってしまう首元はTシャツに取って大きな弱点。

しかしCAMBERのMAX-WEIGHTシリーズのネックリブには、細いゴムが仕込まれています。これによりネック部分の伸縮性がアップし、不用意に広がらない丈夫な首元が完成するのです。

この作業は技術的にも高難度かつ非常に手間となる為、他のブランドでは基本的に行っておらず、この一手間こそが”CAMBERのTシャツはヨレにくい”と認識されている大きな理由ではないでしょうか。

そんなMAX-WEIGHTの生地を用いた3つのTシャツをご紹介します。





    
CAMBER #301 MAX-WEIGHT T-SHIRT

    
< 182cm / XLサイズ着用 >


胸元にポケットが付かないのが、この#301という品番。

1枚で際立つイメージもあるかもしれませんが、首元がヨレにくいので実はシャツやスウェットのインナーにも最適。

要するに通年で重宝するのがCAMBERのTシャツです。

マックスウェイト301 Tシャツ
¥12,100 (inc.tax)




    
CAMBER #302 MAX-WEIGHT POCKET T-SHIRT (S~XL)
CAMBER #302 MAX-WEIGHT POCKET T-SHIRT XXL (2XL)

    
< 182cm / XLサイズ着用 >


上記、CAMBER #301 MAX-WEIGHT T-SHIRTのポケットありバージョンがこの#302という品番。

“無地Tシャツはポケット付きでしょう”という方はこちらをお選びください。

マックスウェイト302 ポケットTシャツ
¥12,650 (inc.tax)
マックスウェイト302 ポケットTシャツ XXL
¥13,750 (inc.tax)





    
CAMBER #305 T PCD Cotton Max-Weight OVER SIZE DROP SHOULDER

    
< 182cm / XLサイズ着用 >

前途したMAX-WEIGHTの生地を用いて、CAMBERに別注したのがこちら。“SPECIAL EDITION”のタグが付く特別な1枚です。

サイズ展開は、L~5XLと脅威の6サイズ展開。サイズ表記をみただけでクスっと笑ってしまうような、THEアメリカの無地Tシャツをここに蘇らせました。

(全サイズ共通のネック幅)

(左がインラインモデル、右が別注モデル)


統一のネック幅でリクエストしたスペシャルな1枚です。

通常、サイズが大きくなるにつれて首元も広がってしまいますが、これは全サイズともに最も合わせやすいLサイズのネック幅で統一。

例えば、5XLサイズでも首元だけはLサイズ。まさにTシャツの理想形ではないでしょうか。

コットンマックスウエイト オーバーサイズ ドロップショルダーカスタム
¥17,600 (inc.tax)





    

CHECK
DETAILS



CAMBERのTシャツを選ぶときに頭を悩ませるのが、“縮み”問題。

生地が厚いだけに縮み幅も大きく、サイズを間違えてしまったという経験をしたことがある方もいらっしゃるかもしれません。

今回はマイサイズをしっかりと選べるよう、実際に一度洗濯して検証しました。


ご覧の通り、一般的な洗濯機での洗濯1回のみで、 着丈は約4~5cm肩幅/身幅/袖丈は約1cmと主に縦方向に大きく縮みました。

182cm/65kgのスタッフがS~XXLまでの全サイズを、 未洗濯/洗濯済みの2種類で着比べてます。 縮みの特性も頭にいれながら、サイズをお選びください。


※乾燥機の使用は更に縮みますのでご注意ください。
※洗う度に縮むわけではく、おおよそ最初の数回で縮みきるようなイメージです。







    

〈 Q & A 〉



今回は本特集の作成にあたり、CAMBERの現オーナーであるサブリナ氏にいくつかの質問を投げてみました。大変貴重なインタビューです。是非ご覧ください。

1: CAMBERの名前の由来を教えてください。
: CAMBERとは、静止状態の車を真正面から見たときのタイヤと接地面との角度を指します。創業者のバリーはレースを行うほど熱心な自動車愛好家で、ブランド名は自動車用語からきています。
2: CAMBERが誕生した時のお話を教えてください。
: CAMBERは1948年にバリー氏の父親によって別の会社として設立されました。その後、1982年に2つの別々の会社に分割され、“Camber Sportswear”が正式名称となりました。
3: 各製品が生まれた経緯を教えてください。
: それぞれの製品は、特定の目的意識を持って開発されました。どんな天候でも暖かく過ごせる、高品質なアウトドアウェアを提供すること。過酷な環境下で過ごす人々が、頼りになる製品を目指して設計されています。長く愛用できる信頼性こそが、私たちの日々の目標です。
4: マックスウェイトやクロスニット等各製品の生地は、CAMBERのオリジナルの生地でしょうか?また、生地はどこで作っていますか?
: CAMBERの生地はすべて自社工場で独自に開発した特注の生地です。カロライナ州で栽培された100%アメリカ綿を使用し、ペンシルベニア州で加工しています。フィラデルフィア郊外にある自社工場で裁断・縫製を行っています。
5: 「MADE IN USA」を貫いている理由を教えてください。
: CAMBERは、地元住民や地域社会への貢献を目的とした「Made in the USA」へのこだわりを持っています。また、アメリカの感性で生み出される製品(品質)の基準となることにも貢献しています。
6: CAMBERの中で最も人気のあるアイテムを教えてください。
: 完売することが多いのは、間違いなくMAX-WEIGH T-SHIRTとCROSS-KNIT。ほぼ絶え間なく生産しています。
7: 新しいモデルの予定はありますか?
: 新しいデザインのリリースに関心はありますが、現時点では具体的なスケジュールは決まっていません。現在、人々の関心や需要を把握するために市場調査をしています。
8: CROSS-KNITのパターンはアームが太くてリブが強く、他社のスウェットとは異なる魅力があります。このパターンは初めから変わっていないのでしょうか。また、このシルエットは北米のワーカー達を意識していますか?
: CROSS-KNITのパターンは、バリーの父が最初にデザインを起こしてからずっと変わっていません。それ以来、異なるパターンをご希望の場合はカスタムアイテムとして取り扱っています。
9: 変わらず世界中からオーダーが来ていると思いますが、現スタッフの人数を教えてください。
: CAMBERは現在、50名弱の従業員を雇用しています。規模はそれほど大きくありませんが、CAMBERを支えているのは従業員の数ではありません。CAMBERの品質は、従業員がその名を守ることにどれだけ献身的であるかによって生み出されているのです。
10: CAMBERを愛用している日本の方達へ一言お願いします。
: 一生懸命働く人々へ。私たちはあなた達の継続的なサポートに感謝しています。そのお返しに、可能な限り最高品質のサービスと商品を提供できることを願っています。
  
  
    
    

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