
ブルーブルーのインディゴ。オクラの本藍。


インディゴブルー。それは聖林公司の象徴であり〈ブルーブルー〉の原点です。ブルーブルーは、聖林公司が初めて作ったオリジナルデニムから始まったブランド。私たちはまず、古い織機を使って織ったヴィンテージタイプのセルヴィッチデニムを使って5ポケットのジーンズを作りました。次にウエスタンシャツ、ワークシャツ、シャンブレー、カバーオールと徐々にオリジナルウェアを増やし、インディゴブルーの世界を広げていきました。これらのアイテムは、いまでもブルーブルーの定番として作り続けているものです。
その後私たちは、デニムを織る糸でカットソーを作るこはできないかと考え、そこから生まれたのがインディゴ天竺です。インディゴ天竺に使われる糸は、オリジナルデニム同様、糸の芯まで染まりきらないことに最大の特徴をもつロープ染色によって染められたもの。そのためTシャツやスウェットシャツでも、ジーンズのような味わい深い風合いを楽しむことができるのです。
さらにジーンズやTシャツとおなじく、聖林公司がずっと大切にしているネルシャツにもインディゴブルーを生かしたいと考え、インディゴチェックの生地を作りました。この春夏はコットン×リネンの混紡糸をふくらみ感のあるパナマ織りにしてシャツに仕立てました。ここで使うインディゴ糸はインディゴ天竺とは違い、糸の芯まで染まりきるカセ染めで染色しています。白地の多い夏のチェック柄には、アタリ感の出るロープ染色よりも、ざらつきのない自然な色抜けを楽しめる、カセ染めのほうが似合うと思うからです。
またブルーブルーでは、染色ではなくインディゴをプリントした、インディゴボーダーのカットソーも用意しています。こちらは色落ちではなく、インディゴ顔料の掠れ感を楽しむことができるアイテム。このようにブルーブルーでは、同じインディゴでも染め方や着色方法を変えることで、さまざまな表情を提案。ブランドの原点であるインディゴブルーの可能性を追求し続けています。


"聖林公司のもうひとつのブルー。それが〈ブルーブルー ジャパン〉で展開される本藍染めです。1993年に〈オクラ〉が完成したことをきっかけに、私たちは製品に本藍染めを取り入れるようになりました。建物を造っている頃から""都会の中の田舎""をテーマにしたオクラには、海外から見た日本の和や日本の豊かな四季を感じるものを置きたいと考えていました。一方で私たちは、ずっとデニムのブルーに魅せられてきました。そうしたことを考えるうちに、デニムのブルーを日本のものに置き換えれば、インディゴのルーツである藍だということに行き着き、インディゴや本藍染めでオクラのブルーを表現しております。本藍染めとインディゴ染め両者の色合いには異なった趣きがあるため、それぞれの魅力がより生きるものを、と考えて使い分けています。
本藍染めには、天然のものにしかない深みがあります。そして着込むほどに、インディゴ染めの色落ちとはまた違う、独特の枯れた風合いを生み出します。本藍染めの製品にはあえて後加工を施さず、染め上がりのままを並べていますが、それも本藍染めが着る人とともに育っていくものだと考えているからです。しっかりと着込み、清潔に水洗いをし、あとは時間に任せる。自然のものはそういうふうに楽しむのが一番だと思っています。
さらに本藍染めで表現される色や柄は、熟練職人の手仕事の技と気の使い方ひとつで仕上がりが決まるもの。そうした職人技を活かすべく、ブルーブルー ジャパンでは今季、かつて襦袢などに使われていた木目ジャカードを本藍染めにしたワンピースやチュニック、本藍ムラ染めによるTシャツやシャツ、さらに、伝統的な染め技法のひとつである板締めを施したシャツといった表情豊かなアイテムを展開。染めの妙味と現代的なデザインが融合したそれらアイテムを通して、本藍染めの魅力を伝えたいと考えています。"

































































